2010年12月28日

ナベツネ氏 日テレの大スクープに「余計なことした」と激怒

御年84歳の“メディアのドン”読売グループ本社のナベツネ氏こと渡辺恒雄会長が、またぞろ民主・自民の大連立工作で永田町を騒がせたのは記憶に新しいところ。果たして政治とメディアの関係において、それは健全といえるのか。

 ジャーナリストの上杉隆氏が、日本テレビ元政治部長の菱山郁朗氏と対談。日本メディアの病理を告発する。

上杉:菱山さんは1988年のリクルート事件で、中曽根康弘前首相(当時、以下同じ)らへの未公開株譲渡問題を国会で追及していた社民連の楢崎弥之助代議士に、リクルートコスモスの社長室長が500万円を渡そうとしたシーンを撮影。夕方のニュース番組で放送したその映像が、この社長室長の逮捕につながりました。しかし渡辺さんはかなり怒っていたそうですね。

菱山:ナベツネさんの盟友である中曽根康弘前首相の疑惑がさらに深まることになり、日テレの小林与三次会長が高木盛久社長らを呼びつけた。そこに同席していたナベツネさん(当時読売副社長)が「余計なことをしてくれたもんだな」「いったいどういう社員教育をしているんだ、君のところは?」「中曽根の立場が危うくなるではないか」とすごんだんです。

上杉:本来なら高く評価されるべき報道なのに、批判され、怒られるとは。

菱山:ナベツネさんはホテルオークラの山里という料亭に政治家を呼んで、仲間の政治評論家らと話をする「山里会」を開いていますが、朝日新聞や毎日新聞のベテラン編集委員まで顔を出している。要するに朝日も毎日もナベツネさんの手の内に組み込まれているわけです。これが日本のジャーナリズムの特異性で、こんな状態でいいはずがない。

上杉:政治ジャーナリズムが機能していない、象徴的なものですね。記者クラブメディアは渡辺・氏家を批判できない。

菱山:結局、ナベツネさんの政治力に頼ってきたからですよ。新聞業界でいえば、再販価格の維持(定価販売を小売業者に守らせる制度)もナベツネさんが全部統括してきた。

上杉:放送のほうは免許制度ですね。日本の場合、テレビも新聞もクロスオーナーシップ(同一資本が新聞、テレビなど複数のメディアを系列化すること))で完全に一体になっている。また、システムとして経営と編集が分かれていないことも、海外メディアではありえません。



藤城博の血糖値回復法
posted by パセリ at 22:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

元CAが語るANA伝統の “おせっかい文化”とは?

全日空(ANA)で10年の勤務経験を持つ元キャビンアテンダント(CA)の三枝理枝子さんが、その現役時代に経験したエピソードを中心に、飛行機という限られた空間で接した乗客との交流を綴った『空の上で本当にあった心温まる物語』(1365円、あさ出版)を出版した。

 その中には例えばこんなエピソードがある。

 成田から香港へ向かう団体の中にいた年配の男性は、手にした婦人物の帽子を片時も離そうとしなかった。「物入れにお入れしましょうか」と声をかけても「結構です」というだけ。

 実は、その帽子が亡き妻の形見であり、ふたりで行こうと約束して果たせなかった旅に、夫はその帽子を持って参加したのだと、少ない会話を通して三枝さんは知る。そこで、彼女が生前好きだった飲み物をさりげなく尋ね、りんごジュースをそっとサービス。男性に笑顔が戻った。

 心と心が触れあった体験は何年たっても忘れられない。中でも三枝さんが忘れられないのが、本書の冒頭で紹介している東京で心臓の手術を受け、福岡へ帰る少女の話だ。少女はストレッチャーに乗ったまま、カーテンで仕切られた席に着いた。

 両親との会話の中から、少女がこの日、10才の誕生日を迎えることを知った三枝さんは、同僚とともにささやかなプレゼントを用意し「ハッピィーバースデートゥユー」を歌った。小声で歌ったつもりだったのに、周辺の乗客にも伝わっていき、その歌声は客室に響き渡った。

「そのときから、もう何年も経ちますから、あの少女も大人になっているはず。でも、いまでも“えっ、私に”といったあのときの喜びのお顔は忘れられません」

 ANAでは、こうしたプラスアルファの気遣いを「おせっかい文化」と呼ぶそうだが、さりげない観察や言葉かけから、乗客がいま何を望んでいるか汲み取って、サービスに生かすのだ。

血糖値改善を諦めてませんか?
posted by パセリ at 20:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする