2010年12月15日

すでに年20億円…JR九州に重いリース料 直通新幹線

「ようやく、やっとという感がしております」。来年3月12日に全線開業する九州新幹線鹿児島ルート。運賃と特急料金を国土交通省に申請後の会見で唐池恒二・JR九州社長は、事前に準備されたペーパーにはない言葉で、料金交渉の難しさを表現した。


一定の料金をとって経営基盤を強化したいJR九州と、航空機との競争を意識し安価に抑えたいJR西日本。東海道や山陽新幹線との整合性を重視する国交省。三者三様の思いのはざまで調整は難航。

 また料金設定は利用者予測とともに、JR側が鉄道・運輸機構に支払う車両や設備のリース料にも反映される。先行開業している新八代−鹿児島中央間だけで年20億円。あまりに高いリース料になれば、JR九州の経営基盤を揺るがしかねない。

 「申請時点で、一定の合意ができていないといけない」(唐池社長)。当初、9〜10月の見通しだった申請は結局、12月までずれ込んだ。

 申請後の会見で唐池社長は、開業後の乗客数を、現行の在来線比30〜50%増との見込みを明らかにした。さらに航空機との顧客争奪戦の“主戦場”となる九州と関西を結ぶルートについては「鹿児島−大阪で20〜30%、熊本−大阪で30〜40%のシェアを取りたい」と語った。

 ただ航空業界では、格安航空会社(LCC)が国内でも伸展。全日空が来年1月にLCCを関西空港を拠点として設立する。唐池社長は「価格競争ではなくサービス競争をしたい」としつつも、「(LCCの)動きは十分に見守っていく。JR西日本とも相談する」と、危機感を強める。

 料金申請というひとつの山は越えたが、新たに導入する割引制度や、リース料の交渉など、来年3月の全線開業まで、JR九州には越えるべき山が迫る。(小路克明)

 JR九州は10日、来年3月12日に全線開業する九州新幹線鹿児島ルートの運賃と特急料金を国土交通省に申請した。直通運転する新大阪−鹿児島中央間の「さくら」は2万1300円で、競争力確保を狙い、航空機の2万6800円より5千円程度安くした。


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posted by パセリ at 20:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする